牧師のノート


 
 
 創作童話  五兄弟と村人たち 
  • 長男、白熊さん、体はでっかく大きいが性格はおっとりしているようで怖そうな存在です。

  • 次男、通称パンダさん。兄に似て体格はでっかく大きい方です。誰がつけたかいつのまにかパンダさん。
  • 三男、ラビットさん。体格は小さいが昔、番長、周りの兄弟たちにも一目置いて恐れられている。
  • 四男と五男は双子の兄弟だが兄はおっとりしているが、弟はきかん坊、やんちゃ坊主。わがままな子
    五男坊ちゃんは長男と次男に好かれるタイプで、何かあると、お兄ちゃん、お兄ちゃん、と訪ねて行くからでしょうか。

五男坊ちゃんはこの間も花火ロケットを4,5発打ち上げ、隣近所を驚かせた。
それから間もなく拾ったイガグリを火の中にくべたので、三男と四男それにともない近所のおじさん達も大騒ぎ!
「やめなさい。近所めいわくになるから。それに子どもがそんな物騒なものを持つと危ないから」と抗議をされたが、「面白いもん、これを持つと強くなるんだもんと」と本人はいがいにも楽観的だったので、三男が怒って半年間家の出入り禁止と、もうしつけた。
しかし、その三男も、今は平和主義、民主主義であるが、昔は五男のようにやんちゃで、きかん坊で怖いものなし、兄弟からも隣近所の人からも恐れられていた存在であった。また欲張りで自分の兄弟たちの畑だけでなく隣の畑まで耕し、村長の畑まで荒らしたことがあったので、怒った村長のおじさんが火のついたイガグりを三男坊ちゃんめがけて投げつけたことがあった。そのため三男坊ちゃんの足に大やけどしたときがあった、それにそのイガグりから出る煙は農作物を枯らし、人も家畜まで良くない病気になることもわかって来たので、それ以後イガグりを作ることと火のついたイガグりを相手に投げてはいけないと村人たちで決められた。
然しこの危ないイガグりも弱い火で少し暖めると油がにじみ出てその油は明かりをともす灯油となり村全体を照らす、すぐ入れ物であることもわかった。ただし大人が扱うこととなった。
 五男ぼっちゃんが言うにはこれをやめれば代わりにおもちゃとか食べ物くれるかいという。
村長は「お前はいつも約束を破るし、ごまかすから、お前の兄弟たちと一緒に話をしよう」ともちかけた。長男と次男とはいつも五男坊の味方、まだ小さいし子どもですからまあいいじゃないですか、誰も害も受けた者もいないし怪我をした人もいないんですからと。
 ところが三男はかんかんにおこって言った。
「僕も一昔前、お前と同じく腕白なときがあった、人の言うことをきかないで、ひと暴れしたときがあった。すると村人がよってたかって僕を押さえつけようとしたが、僕がいのちがけで暴れるもんだから怒った村長、僕にめがけて火のついたイガグりを投げつけられたときがあったんだ、そのためにぼくは大やけどをして入院をしたことがあった。兄弟からはそっぽを向かれるし、だれもたずねてくれなかったが、僕の面倒を最後まで見てくれたのは村長だった。今の平和があるのは村長のおかげなんだ、村長を怒らすな、村長の言うことを聞け、村人を困らせるな、兄弟を敵にまわすな。」
「人のものほしがるな、捕るな、取ったものはその人に返せ、兄弟と仲良くせよ。村人を敵に回すな」。これは天からの声。
また五男は、ずるがしこく、盗み癖あり隣近所の羊を、ばれないように袋をかぶせて盗んでいたこともわかった。この間も三男の羊が五男のところにいることがわかり三男は僕の羊をみなかえせと怒鳴りつけた、すると五男、「僕とっていないよ、羊が勝手に入ってきたんだ、うろうろしていた羊がいたので助けてやったのさ」と言う。それも一匹、二匹ではなく10匹ほどもとられていることがわかった。隣り近所の人々も「実はうちの羊もいなくなっているんです」という、「うちの羊も相当取られているんですがね。隣りだから文句が言えない」という。
三男がこのことを村長に訴えると、村長が立ち上がり五人の兄弟たちとみんなで話し合うことになったのだが、せこい、ずる賢い五男のこと、どこまで約束を守られる事なのか、どこまで皆と仲良くできるのか。6者会談に注目されている。村の平和はこれからだ。

2006年12月恵日 創作童話 横谷 誠一
※5兄弟と村人たち(内容の人物と内訳)
 長男:ロシア 次男:中国 三男:日本  四男:韓国  五男:北朝鮮  村長:アメリカ 
 イガグリ:原子爆弾   羊:拉致問題

 



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