信仰何でもQ&A 質問No.032
「福音の光」2002年9月号掲載
充実した老後を過ごすためには
どうすれば良いのでしょうか?
新聞記事に日本人の平均寿命が延び、男女共に過去最高を更新したことが掲載されていました。
それによりますと、日本人の平均寿命は女性が84.93歳、男性が78.07歳となり、男女共に世界一で長寿国の座を守っています。
このままいきますと、2001年に生れた赤ちゃんのうち、男性の半数以上、女性の4人に3人が80歳の誕生日を迎える計算になり、今世紀後半には大変な長寿社会になりそうです。
そのような事も含めて、今回の質問のテーマは多くの人々が関心を抱いているに違いありません。
さて「老後」ということについて考えようとしますと、いったい、いつからを老後とするかという問題もあります。
一般的にいって年金の支給される60歳からを老後としますと、平均寿命に達するまで、女性は約25年間、男性は約18年間の老後があることになります。
この間の充実を求めることは何を意味するのでしょうか。みことばにその答えの鍵を見つけることができます。
旧約聖書、伝道の書12章に、
「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って『わたしにはなんの楽しみもない』と言うようにならない前に」
とあります。
この「年が寄って、なんの楽しみもないと言うようにならない前に」というのが、逆に言えば「老後を充実して過ごすために」ということになります。
さて、この充実感を覚える生き方とは何でしょうか。
アメリカ社会では50歳代で仕事から引退し、後は出来るだけ自分の時間を楽しむように過ごすことが目標になっているようです。「老後を楽しむために趣味がないと大変よ」という言葉を聞いたりします。
この充実感を覚える生活は人によって様々です。園芸やスポーツや旅行なども大いにそのことに貢献します。
しかし、伝道の書の続きには、年をとって人間の肉体に襲ってくるものを挙げております。
即ち、「筋力が衰え、腰がかがむようになり、目がかすみ、耳が聞こえなくなり、気力も衰えていくようになる」という意味のことを述べています。
このような状況の中で、なお充実を覚えるような生き方はどうしたら続けていけるのでしょう。
クリスチャンである私たちにとって大切な答えが伝道の書の「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ」にあります。
これまでの牧会生活の中に多くの高齢者の生き方を見る機会がありました。
その結果から判断すると「あなたの若い日に」即ち、「からだに衰えが来ないうちに」聖書のみことばに出来るだけふれて、神の前に生きようとすることこそ最善の充実した生き方となるようです。
なぜなら、人は神と共に生きていることを実感出来ることが一番充実感を覚えるからです。そのように老後を生きた方々の日々の輝きを忘れることは出来ません。
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